巌窟王 第19幕 「たとえ、僕が僕でなくなったとしても」

…タイトルが長いと、このブログのデザイン上まずいのですが…いや、どうでもいいことです。

祝DVD第1巻発売！
という訳で第十九幕「たとえ、僕が僕でなくなったとしても」
いつものように勝手に妄想しています。

タイトルどおり、それまでの既存のアイデンティティを失ってしまったアルベールが、友人の死という厳しい現実と向き合い新たな自分の存在意義を確立しようと、自暴自棄状態からなんとか立ち直ろうとする話でした。
そして信じられない・信じたくないフランツの死を、全国○万人のフランツファン視聴者に緩慢に納得させ、さぁ、最終回までついてくるがいい！（伯爵口調）とアニメスタッフ様から「蜘蛛の糸」を投げられたような回であり（ホントか？）
そして私の「巌窟王」という作品に対するスタンスがハッキリした回でもあり…（なんですか、それ）。


冒頭はフランツの墓。
ひょっとしたらお医者様がなんとか間に合って、フランツが病室で生死を彷徨いアルベールが「戻って来い！フランツー」と声を掛けていたら息を吹き返した…という妄想もしたのですが無駄でした；
一方伯爵は、自宅でコンピューター相手にチェスをしてました。
いやぁ、かっこいいっす！ホログラム状のチェス盤の下に見える伯爵の組んだ足にドキドキ…（病気）
実にクール。アルベールを殺し損ねたこと、誤って彼の親友を殺めてしまったことなどまるで気にも留めていません。
……悩んでたりしたらモエだったけどこのクールなムッツリ状態（え）もモエです。
そこにベルッチオ、そしてエデ登場。
「伯爵、父以上に愛するあなたがこれ以上変わっていくのを見るのは耐えられません。どうか、もうこれ以上こんなことをお続けになるのは…」
……父以上に愛するあなたが！！きた！きたYO！歳の差萌スイッチが入っちまった！プラトニック萌のスイッチがYOー！
伯エデ（エデ伯）きたーー！イチオシーー！あぁ落ち着いたよ。うん。「巌窟王」に対する自分の方向性が、スタンスが見えてきましたよ（だから何）。
そんなエデの訴えに全く耳を貸さないどころか「不要な駒は容赦なく捨てろ！復讐を妨げるものは容赦なくだ！」伯爵！冷酷伯爵バンザーイ！てか動揺？これ動揺ですか？復讐心が揺らぐのを恐れての動揺？それとも父発言のせい？いやもうどっちにしろ伯爵魅リキ的〜！！
伯爵を信じるというエデ。でも正直伯爵のこれは演技なのかどうなのか、わからないよ…伯爵の心がわからないよウォーン；あ、伯爵に「連れて行け」と言われてエデを伯爵の前から無理に下がらせるベルッチオも良かった。あのあとエデを慰めてあげてたりとかしたら…うんうん、好みの展開だ。とびきり旨い料理を作ってあげたりとか。でもなかなかエデが食べてくれなくて困ってるベルッチオ…むふふ、いぃなぁ（妄想バカ）。
個人的にもうこの最初の伯爵エデのシーンだけでおなかイッパイです。

あとはカヴァルカンティが久々に登場してユージェニーに結婚をせまります。そしていよいよ復讐の手はダングラールにもおよび、株価暴落でダングラール家破産。後が無くなったダングラールは嫌がるユージェニーに有無を言わせずカヴァルカンティとの結婚を早め来週は挙式？
久々登場のカヴァさん、切れてましたね相変わらず…というかイキイキしてた？夜、屋敷を抜け出そうとするユージェニーを襲ってましたよ；あと母親をもたぶらかしちゃってます。関智一氏の狂気の演技にカンパイっすvv

そしてアルベール…パリの門番に襲われ意識を失い、夢を見てます。
これね〜、ぶっちゃ毛、趣味悪いっすよ〜；；；
フランツを失った悲しみからなんとか立ち直ろうとしている私にとって、傷口に塩を塗られちゃった、みたいな？アルベールの見ている幻なんだな、と判ってはいても傷ついたアルベールを助けに来たフランツにはもうもう…あまりにかっこよくて眩しくて爽やかで…涙。
そのうえフランツに「アルベール、お前は俺を殺した」「俺を殺したのはアルベール、お前だろ？」「いつも自分のことしか考えて無いくせに」「恨んでやるよ、一生、恨んでやる」そんなこと言わせてーーー！！いやぁぁ；フランツを失って悲しみにくれる「不憫フランツを応援し隊隊員」にとっては胸を抉られるかのような；確かにアルベールの後悔の念がすごくよく表れてるという点で良い演出でしたが。
…でも夢の中に登場した伯爵はまたステキでしたvv　アルべールにゆっくり歩み寄り、牙を見せてニヤリと笑う表情が怖い……いや、すいません、無茶苦茶可愛いと思ってしまいました（汗）出たな、にゃんくつ王、みたいな（笑）

実際、アルベールを門番から救ったのはななんとルノー＠のび太くんでした。うむむ…最強？実は彼最強？そういえば戦役についてたんでしたっけ〜。

ルノーのほにゃ〜っとした性格に救われました。今幕のキーパーソンじゃないですか（笑）
我々も、そしてアルベールも、なんとかフランツの死を乗り越えようと、巌窟王の次なる復讐に立ち向かう（いや個人的には立ち向かう気は無くむしろウェルカム）べく、さぁ次なる新たな一歩を踏み出そうよ…そんな一話だった気がしますよ（そうかな？）。


さぁ、伯エデに大期待！（…結局そこか；）
ところで、ED、いつもとアレンジ違ってませんか？音に広がりがあるような…気のせい？むーー（＠むーちゃん）。